ペイ太郎のすゝめ

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みなさん既に最強の保険に入ってますよ。

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 はじめに

こんにちは、ペイ太郎です。

突然ですが生命保険に加入せずにその分を貯金していたほうが金額的にはずっとお得です。なぜならたとえ病気になったとしても保険会社は今まで払ってきた分をすべて給付してくれるわけではないからです。そして僕は生命保険に一切加入していません。正確には「加入していたがやめた」ですね。実際に入院、手術そして保険金の請求を行った結果、生命保険の必要性や公的医療制度の充実ぶりを実感したため民間生命保険への加入をやめるという決断に至りました。その経緯についてお話していきたいと思います。

 加入していた保険について

某民間会社の生命保険 月額 6000円

保証内容

  • 入院 1日につき6000円
  • 手術 6万~24万(手術内容により変動)
  •  死亡 1000万~2000万
  • 通院 1日につき3000円
  • 診断書補助料 5000円
  • がん診断 20万円

おおざっぱではありますが要約するとこんな感じです。保険料の割には内容が充実しているのかなと思いますがどう捉えるかは人それぞれです。僕は実際に入院してみると今までこんなに払ってきたのに思ったよりも給付は少ないなと思ったのが正直な感想です。

 

突然の入院

2019年某日、突然の強い腹痛に見舞われ病院を受診したところ虫垂炎と診断されました。いわゆる盲腸というやつですね。メジャーな病気なので知っている方も多いと思いますがまさか、自分が、、、という感じでしたね。その後無事に退院できたわけですが退院後の保険活用が今回の記事のメインになります。

 

支払った総額
  • 約24万(健康保険による3割負担にも関わらずこの値段ですw)
  • 〈内訳〉診察、検査、手術、入院(7泊8日)、お薬代、通院(退院後2回)、診断書記入(細かい金額記載の明細書がなくてすみません、間違って捨ててしまいました。。。)

身体的な負担に加えて突然の高額な出費で経済的な負担もとんでもないものになりました。しかし、高額療養費制度を活用することで約17万円程が病院窓口でその場で返金がありました。

高額療養費制度を活用することで思ったよりも総額の支払いは安く済みました。

  • 合計の出費24万-17万(高額医療制度による返金)=出費7万
  • 生命保険からの給付金が今回は11万3000円ありました。
  • 実質計算で4万3000円のプラスです。
ん、まてよ、、、、入院、手術をしたにも関わらずプラスになってるやないかい(笑)

と思った方がいるかと思います。そうなんです、今回プラスになったんです。短期で見ればプラスですが今まで6000円×48か月(4年)で288000円も払ってきているので長期で考えると元はとれてませんね。これからも加入している限り元を取れることは絶対にないでしょう。そもそも自分のケガや病気することが前提の時点でそうですよね。

 

実は全員、最強の保険に入っている!?

実はほとんどの方がすでに保険に入っています。ただし、これまで話してきた民間の保険ではなく公的医療制度というものです。大きく分けるとほとんどの人が健康保険もしくは国民健康保険のいずれかに加入しています。病院窓口で3割負担で済んだり、出産時に出産一時金が貰えたり、医療費支払いが月の上限額で収まる制度が健康保険もしくは国民健康保険と呼ばれるものです。

 

健康保険について 

健康保険のなかでもいくつかに分かれます。

  • 健康保険組合(主に大企業のサラリーマンなどが加入しています。)
  • 共済組合(公務員の方が加入しています)
  • 協会けんぽ(一般のサラリーマンの方が加入しています)

他にも健康保険には種類がありますが今回は割愛させていただきます。

 

国民健康保険について

高額療養費制度について

今回僕が民間生命保険をやめる一番の要因になったのがこの高額療養費制度があるからです。高額療養費制度とはざっくり言うと月額の医療費の上限は人それぞれ決まっているよということです。年齢、所得によって異なります。以下記載しています。

  • 年収約1160万以上:252,600円+(医療費-842,000円)+1%
  • 約770万~1160万未満:167,400円+(医療費-558,000円)+1%
  • 約370万~約770未満:80100円+(医療費-267,000円)+1%
  • 約370万以下:57,600円
  • 住民非課税:35,400円
例) 年収350万の方が医療費で20万かかった場合20万×0.3(健康保険による3割負担分)=60,000円ですが57,600円が上限額ですので差額2400円は免除されます。

 

例) 年収500万の方が医療費で40万かかった場合

40万×0.3(健康保険による3割負担分)=120,000円ですが80,100+(400,000-267,000)×1%=80100+1330円で上限額は81430円になりますので318,570円は免除となります。

 

上記で高額療養費制度の計算例を挙げてみましたのでぜひ参考までに。またさらに高額療養費制度が過去12か月以内に3回以上あった場合は4回目からはさらに上限額が引き下げられる多数回該当や複数の医療機関での受診や同世帯の被扶養者の自己負担額は合算することができる世帯合算もできますのでこちらもぜひ活用していきたいですね。注意点としては食事代、差額ベッド代などは対象外です。

 

まとめ

どんなに優れた生命保険だろうと会社の商品である以上、絶対に元はとれません。加入せずに手元で貯蓄しているほうが金額はずっと大きくなります。今回の記事はかなり偏った意見でしたが僕自身は、よほどのことがない限りしばらくは生命保険に加入せずにその分を貯蓄に回すスタイルでいきたいと思います。あくまで自己責任になりますがまずは自分の保険内容を知り必要かどうか判断してください。自分で稼いだお金は有意義に使っていきたいですよね。